花の蜜を求める蝶のように、他人との温もりを求めて彷徨う男女。
無国籍な雰囲気が漂うマレーシアの片隅で生きる人たちのささやかなオペラが奏でられる。

第7回 東京フィルメックス正式出品作品 クロージング作品
2006年ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門正式出品

ツァイ・ミンリャンが初めて故郷のマレーシアで撮影した最新作。賭けに負けて瀕死の重症を負う旅人と、昏睡状態の若者という「看病される男」二役をリー・カンション(李康生)が熱演。廃墟のような都会の片隅で、人々は愛を求めて彷徨し、水辺にエロスの蝶が舞う。

内容紹介
『愛情萬歳』『西瓜』『落日』のツァイ・ミンリャンが故郷のマレーシアを舞台に描く、切なくも哀しい愛の物語。

【イントロダクション】
湿気を含んだ街並み、モーツァルトからチャップリンまで全編に溢れる音楽、建設半ばで打ち捨てられたオペラハウスのような巨大な廃墟、そして廃墟にたまる水のよどみの静寂に立ち表れる、限りない幸福感に満ちたラストシーン。
愛を渇望する孤独な人々を描き続けてきたツァイ・ミンリャンが初めて故郷マレーシアを舞台に描く、切なくも哀しい愛の物語。それは、これまでにない優しさと愛おしさにあふれている。

【ストーリー】
怪しげな賭けに手を出したシャオカン(リー・カンション)は、瀕死の重傷を負い、夜の街を彷徨っている。いよいよ行き倒れかというその時、大きなマットレスを運んでいる労働者たちに拾われ、その中の一人ラワン(ノーマン・アトン)の手厚い看護を受けることになる。傷ついたシャオカンの体を手当てするうちに、ラワンは穏やかで満ち足りた気持ちになっていくのだった。
一方、小さな食堂で働いているシャンチー(チェン・シャンチー)もまた、女主人の寝たきりの息子を看病している。屋根裏部屋に住み込み、朝から晩まで過酷な労働の日々。そんなシャンチーは、ある日偶然シャオカンと出会い、花に吸い寄せられて蝶のように惹かれていく。
少しずつ傷が癒えていく中で、シャオカンは自分がラワンとシャンチーとの間を彷徨っていることに気づいていく。まるで野良猫のように注意を引くために彼らを挑発してみせたかと思うと、蝶のように彼らのもとから自由に飛び立っていく。そしてシャンチーの女主人もまた、寝たきりの息子にどこか面影の似たシャオカンに惹きつけられていくのだった。
やがて深い霧がこの街を覆う。その濃密な空気の中で、彼らは安らぎの場所を探すことができるのだろうか。

内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『落日』のツァイ・ミンリャン監督が故郷のマレーシアを舞台に描いたドラマ。危険な賭けに手を出し、瀕死の重傷を負ったシャオカン。息も絶え絶えに夜の街をさまよった彼は、偶然通り掛かった大きなマットレスを運ぶ労働者たちに拾われる。

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